使用禁止部材
化学畳
日本人の知恵の結晶、畳。畳屋さんも弾力性、断熱、吸湿、吸音効果に優れている天然畳の良さを知っている。家と住まう人のことを考えたら化学畳は使えない。
近年の畳の多くはポリスチレンフォームをワラで包んだ畳床に、イ草と化学繊維の混合した畳表を張った化学畳です。一般に化学畳は藁床の畳に比べて軽く、製作も容易でムシが付きにくく、安価という長所があります。今では常識的に使用されている化学畳ですが、これには問題が多くあります。1つは化学物質過敏症、つまりシックハウス症候群の原因となる可能性。そして化学物質を使用しているため、湿度調節がうまくいかず、畳内部に結露を生じさせてしまうという点。さらにもう1つは処分の際に化学物質を分離できないため、容易に処分ができないということです。化学畳は本来藁であるはずの床の部分に、プラスチック製品を使用しています。これは軽くて手軽な反面、化学物質過敏症の原因となり、焼却処分の際には有害物質を発生させます。またインシュレーションボ−トや発砲スチロ−ルなどの断熱材の入った化学畳は、通気性が無く畳表面にカビが発生したり、畳内部に結露が生じてしまいます。さらに化学畳は、プラスチックと他の素材を分離解体することができず、現在、最終処分場ではやっかいな製品として大変嫌われています。昔から畳を処分する方法は、放置でした。田んぼなどに放置し、自然に腐敗するのを待つ。しかし化学畳は放置しても腐敗はしませんし、まず分離することもできず環境に大きな害や負担を与えるのです。化学畳は天然の藁と井草で出来た畳に比べ、耐用年数も短く、湿度調節や温度調節機能も低く、踏み心地や肌触りも劣ります。昔、ダニの発生を止めるために、その生息域をなくす目的で開発されたのが化学畳だったのです。私たちの家づくりでは畳には日本人の知恵が詰まった藁とイ草の藁床畳(わらどこたたみ)を採用。自然素材の藁とイ草の畳は室内の湿度まで調節し、サラリと心地よい感触を保ちます。また自然素材ですから廃棄処分の際も環境に害を与えません。住まう人間にとって住みやすく、未来に負担を残さない製品です。
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